きんつば

いらっしゃいませ


いや〜今日は朝から風強く、寒かったですね〜

お昼頃にはいくぶん暖かくはなりましたけど

晴天＋風とくれば、そろそろこの時期、例のヤロウですね〜


ワタクシは今のところ大したことありませんが

昨年くらいからズビズビっと怪しい兆候があります

これも歯痛と一緒で当の本人しかその苦しみが分からないから困ったもんですな

重度の花粉症の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

前回の釣行では、何故か絶対釣ったる！！

と、年甲斐も無くアツくなり過ぎて

もはや理性も集中もヘッタクレもなく

対岸まで届け！の如くロッドを強振

三本針の付いたルアーをそんな状態で操作するもんで

やたらと根掛かりしてしまい･･･

ムカツキはさらなるスタックを呼ぶ

ほとんどは回収したが、ロストも

最期の方では目吊り上がってたと思います

ひたすら猛省です・・・。



春先は風との戦い

前日から吹き出した北からの風は夜になっても止む事無く

自宅を出る時にもその勢いはあまり衰えてはいなかった


いつもより一時間以上早く現地入り

考えるパターンを検証したく臨場する


目指すスポットには風波が打ち寄せる

ショアラインには整然と杭が並び、緩やかにワンド状のカーブを描く

水際から1Mほどでブレイクライン

所々でそれは、不自然なほど垂直に形成されており

さらに、沖に向けて出っ張り、また引っ込んだり、地形変化に富む



冬季の釣行では、この時期人気の風裏場を釣る事がほとんど

だがアタリすら少なく、人のみならず鳥類にも大人気の場所なので

じっくり釣ること自体が難しい


暖かい、というファクターを

冬季は常に優先するべきか？


答えはノーでしょう

冬だろうと寒かろうと、浅いところへ喰いに出てくるやる気のある魚は必ずいる

その魚をこそ釣りたい


て言うか、やる気の有る魚しか釣れへんですよ、ジッサイ



ワクワク気合いは充分だがいかんせん起床してからまだ一時間

ビュウビュウ風吹いてて、さっむいが

アクビ連発、頭はまだ寝てるかんじ


狙いのピンを撃つ前に二三投練習

サミング70spは固定重心でありながら、知る限り他の同クラスのミノーより遥かによく飛ぶ

風の強い現状にはうってつけだ


初投は至近距離からスポットへ

続いては左斜め前からの風に対し真っ直ぐ前方へキャスト

ベールは返さずそのままライン放出

風に流され描いたラインの軌跡を利用し

ラインプレスを抑え、スポットへ自然な感じに近付け、ぐ〜んとターンした時に喰わすイメージ

あくまでイメージ


糸を送り過ぎたのか、風下に四本並んだ杭のひとつを跨いで･･･なんとかクリア

下げ気味に構えたティップから2M無いぐらいの地点

コ、ココッと底を叩いた後ガッ！と衝撃

あ〜〜また根が掛っ･･･
グッ、グンッ！！

って！ええっ？！

あまりにも至近距離過ぎてファイトも何も

GWT72SLP+が弧を描く！首振りをためる！引き寄せる！波打ち際でグリップ！

初めのガッ！からこの間四秒ぐらい

即フックを外し、足場に水を蹴り上げ（ブーツおもっくそ浸水）濡らし

魚を寝かしカメラを取り出し構える

何故かハァハァ息上がり、吐息でメガネが曇る

そのままなんとかシャッターを





む？すまぬ、もうイチマイ




マ、マジで･･･（至福）

狙っていたとは言え･･･

いや、まぐれだとしても、この具体的結果に胸は高鳴る

手は震え、ラインチェックをしようと

風に翻弄されるプラグを掴むこともままならず

煙草に火を点けふ〜〜ッとオフ

･････？ふと、

｢もしかして･･･まだおるんちがう？｣

いる、いてる！この雰囲気、なんでか知らんがゼッタイおる！

取り出しかけた二本目の煙草をしまい

今度はもうひとつ風上の張り出しの風表の斜面を狙う

先程と同じくアプローチ

続いて風上の岸際へ

そして再度前方の張り出しへキャスト

多くは糸を出さずリトリーブ開始

初投とは違い、ハンドル二回転後、小さく柔らかめのトゥイッチを入れる

グッ、ゴンッ！

ぃよっしゃ！今度は分かってるで！！


さっきよりほんの少しだけ沖

とは言え至近距離であることに大した違いはなく


最初の突っ込みに耐える

と、ここでトラブル発生！

なんと沖側の杭のササクレにラインが絡む！

暗闇ゆえロッド操作をミスった！

咄嗟に入水し（ユーコンブーツ100%浸水）

右手にロッド、左手で杭に絡んだラインをほどく

奇跡的にクリアし魚を引き寄せキャッチ



ハァハァ、またもやメガネが・・・

低水温期にも関わらず、ひ弱さのかけらも無いムチッと喰ってる系の魚体

してやったり！！


しかし、開始三十分、計十投ほどで二尾

先週までの苦労っていったい･････



あぁ、昨年の2/28、「きんつば」初釣行記で捕れなかった魚

同じスポット、同じ操作、同じようなサイズ（たぶん）

一周年記念のオマケ付きで手にするとは

なんという幸運

こんな事ってあるんやな〜

ただただ感謝。


充分満足したので帰るか･･･って、まだ暗いし（笑）

勢いを増す風の中、ブラブラと散歩がてら竿を振る、足冷たいけど

やがて、すっかり快晴な冬の朝

太陽が眩しいぜ！！（笑）




ご覧いただきありがとうございました

皆様にも良い釣りを