きんつば

毎度おおきにです




雨が降れば思い出す



まばらに水面まで延びたエビ藻その他

その隙間を引いてくる


スピナーベイトが金属疲労で折れるほど

一日中巻き倒した

歯の鋭い、黒いバスがよう釣れたな

ヘビータックルで、大抵掛かるのは～40～で

帰りは両腕だる～で肩が凝るほど


若干美化されているかも知れないけどね



当時はワイヤー系やり込んだなぁ

ゲリバズにBOSHとかスミスのとか、EGのはよう折れたな

ブルドックはよう買うた割に釣れた記憶がない、引き抵抗キツかったし

バイブラシャフトは1/8ozの白スカート、シングルウイローだけが強烈に効いた

今もどこかに売ってないかな


こおづ

今はラムサール条約で動力船は立ち入り禁止だったかな

ん？釣り自体ダメ？

ワイヤー系の他には、棒状ワームのノーシンカー

スタッド、トーナメントワーム、バスアサシン･･･

そうそう！それにスラッゴー！（SLUGGO？）

僕的にはトゥイッチングより、今で言うところのI字引きを多用

凄まじく釣れたなぁ

ゲーリー系は針持ち悪くイマイチだった

棒状ちがうけど“5in1ワーム”もあったな！ヨレ止めに難儀したっけ






とにかくあの頃の僕達は藻絡みの釣りが大好きだった

どこへ行っても藻だらけだったから必然的にだけど

プラグ、ワイヤー系を引けないほど藻が繁茂したところを

上記のワーム達でズルズルと

藻を突き破り喰ってきたり、マット状の藻の端へ引いてきてフォールさせたラインがスーッと走ったり

そんな釣りがたまらなく気持ち良かった･････




とかく雨は懐古的になってしまう

意外に爆釣は少なかったけどね


撥水された水玉、フードを滴る雨粒、ひと気の無いフィールド

そんな事を想っていると、フッと蘇る





極めつけはある日の湖西で



岸から沖へ放ったトップウォーターが

手前のウイードマットの端に差し掛かると、百発百中激しいバイトがあり

それは延々と繰り返された


ポツポツ小雨、遠くで雷鳴が響く

どんよりした空気


もう、出るわ釣れるわの宴会状態なのと

手前のウイードに邪魔されキャッチし辛いジレンマとで

完全にトランス状態だった僕達はただ夢中でルアーを操作し続ける



その瞬間！

パーンッ！と鳴ったかどうか、耳キーンと

辺りは真っ白、持っていたロッドも真っ白に発光！ビリリ！

その一瞬後で衝撃波


竿を放り投げ無我夢中で車に！

釣友と二人パニック！なぜか半笑い！なのに歯がカチカチなり止まらない！


ようやく落ち着き辺りを見回す

と釣り座から30Mほど離れた木に落雷したようだった、確か折れていたような



よう生きてたなぁ

なんて、今となっては笑い話ですんでいるけど

それ以来、雨天時の雷には極端に用心するように。



ちなみに、すっかり雷雲が去り晴れ間が覗いたあのスポットからは

嘘のように魚の気配が消えていた･･･





な～んてね(笑)



ご覧いただきありがとうございました。